2011年3月19日

自分の責任

市元です。

まだまだ余震も続き原発も予断を許さない状況です。
現地で作業にあたる方々には
「ありがとう」
「頑張って」
を通り越して
「お願いします」
と頭を下げることしか出来ない状況です。

マスコミや著名人のTwitterでは
東京は安全だ
と言われています。

僕もそう思っています。
今の状況と距離感からして

ただ、ざっと見たところTwitterで避難を非難している人は
一概には言えませんが
子供が既に大きかったり独身や子供がいない人が多いように思います
逆に小さい子供がいる人はあまりコメントもしていません

あまりにも著名人の発言力が強すぎて
避難するということが負けの判断力のように思われるのではないか
特に経営者になると適切な判断力が出来ない人
無責任な人に思われるのではないか
という一抹の不安があるのではないでしょうか

でも僕は今月下旬に家族を実家(関西)に帰らせることにしました。
地震があってからずっと迷っていました。
自分自身は大丈夫だと思っている。
でも何故か家族となると不安になる。
それが何故なのか。
この明確な答えが出せませんでした。

結局何が不安なのかというと
今ではなく将来が不安なのではないか

今回の地震の際に会社から家まで歩いて帰りました
その距離37km
家族がいると必ず帰らなければいけない

予断を許さない原発
もし何かあった場合に家族を連れて避難できるのか
新幹線・飛行機は乗れるのか
車は動くのか
ガソリンはあるのか

帰らすことができればこの悩みは解消する

1人であれば会社に泊まることもできるし
すし詰めの電車にも乗れる

家族をもつということは
自分以外の命に責任を持つということです

この判断はすごく難しくて
自分自身のことであればメリットとデメリットを天秤にかけて
判断すればいいだけのことです
結果は自己責任です

それが他の命=家族となると
デメリット中心に考えます
最大のリスクを回避するための判断になります
結果間違っているかもしれませんが
それはデメリットがなかったという結果でしかありません。

今回は実家が関西であったことと
長男の春休みというカードが最終の決め手となりました。

次の判断は
いつまで?

この判断は状況見ながらまた考えたいと思います。

ちなみにですが避難を推奨しているわけではありません。
そこまでの根拠も持ち合わせていません。
僕は東京で仕事をします。
社員もいますし仕事があります。
この責任は果たさないといけません。