2011年6月22日

上司論

おはようございます。
今年の夏も上着きますよ市元です。

今回は僕が思う上司論について
僕はゴリゴリの営業出身なので偏った思考になっているとすれば御愛嬌で

僕は当然のことながら新入社員という末端から入ったわけです
同期が数十人いるような500人ほどの組織でした
1年目は毎朝就業時間前に机を拭き灰皿を洗う
これは会社のルールであり役割であったから何の問題もない
ただ、その中でも自分の灰皿は自分で処理する人もいれば
わざわざ呼びつけて捨てさせる人もいます
その時にこういうちょっとしたことが大きな心象を生むということを学びました
その後の僕は、転職なども経ながら後輩ができ部下ができ組織を持ち歩んできました

僕がいろいろ経験してきた中でのマネジメントの基本は
上司は上司ぶらないことだと思っています

よくあるのは上司は上司でありたいが故に自分を誇りたがる
俺は昔こんなにすごかったんだ
すごいですねー(無関心)
そうだろー(ご満悦)
こういういうやつね

同一商材の生え抜き出身ならまだしも
他商材や他業種ならもはや化石
IT関連は特に流れが早いので
サンキューメールを月間1億売っていたと言われても
卒業文集の思い出みたいなもので
今の部下に何ができるかを問われていることを
過去の実績で誤魔化しているようにしか見えないでしょう
部下が求めているのは今なのです
上司は過去にこだわってはいけない
今何ができるのか、未来になにをしてやれるのかが大事

昔からよくいるのは、やたらと同行営業に行きたがる上司
アポ取りをするわけではなく決めきるわけでもない
終わった後にアレが悪いコレが悪いと批評だけをする上司は部下にとって邪魔でしかない
そう思うならその時点でお前やれよ、てのが部下の心情でしょう
行くからには進歩させること
居るだけ上司はタヌキの置物より邪魔である

あとはやたらと雑用をやらせる上司
ゴミ捨てといてとか
お茶買ってきてとか
ついでならいいと思いますが
会社は社員に対してゴミ捨てに給料を払っているわけではないですし
その上司の雑用係として給与を払っているわけではないのです
その雑用をやっている時間は本来の業務が止まっていることを認識する
自分のことは自分でやる
これは組織として非常に重要です

上司と部下にとって信頼関係は必須です
仕事さえできれば信頼関係は築けるのかと言うと
必ずしもそうではないと思っています
1対1であればある程度築けるのかもしれませんね
でも上司1に対して部下複数の場合はプラスαが必要です
仕事以外の、、、なんでしょうか、生き様と言うんでしょうか
組織をうまくまとめている人達はやはり人としての魅力があるのでしょう
面白さと言うか柔軟さと言うかいろいろと

若い人達は気をつけた方がいいですよ
もし今の上司に不満があるとすればそのまま行けば自分もそうなりますから
残念ながら部下は上司に似るものなのです
そうなりたくないのであれば、どうありたいのかを真剣に考えてみて下さい
地位や役職というしがらみがない方がいい答えが見つかるかもしれません

結局、一番大事なのは上司と部下双方の思いやり合いだと思いますけどね