2011年3月27日

Because it is there

こんばんは
昨日から1週間独り身の市元です。
独身気分を謳歌するのかと言われますが
残念ながら友達は少ない方です。

先日、なぜ今の奥さんと結婚したのか?と聞かれました。
今年で結婚9年目、付き合いだしてからだと14年目になります

なぜ結婚したのか
その人のどこが良かったのか

後付けで考えると何とでも言えるのですが
その時にコレがあったから結婚を決めた、というのはありませんね。
そもそもそんなものを探しながら付き合っていたわけではありませんから。
強いて言えば結婚をしない理由がなかった
というのが一つの答えですか。

なにかメリットがあるから実行する
ではなく
デメリットがないから実行する
デメリットがないということが最大のメリット
ということになるのでしょうか

メリットを並べるば並べるほどうまくいかない
プレゼンとか稟議とか
なんか裏が見えてくるんですよね
そんなうまい話はないと言われるのがオチです

逆にデメリットを並べてその対処法を並べる
なんとなくよく見えてくるものです

リスクに対する準備が出来ているのであれば
細かいメリットなんて考えずに
実行してしまえばいいのです

ジョージ・マロリーは言いました
そこに山があるから

そんな感じです

2011年3月19日

自分の責任

市元です。

まだまだ余震も続き原発も予断を許さない状況です。
現地で作業にあたる方々には
「ありがとう」
「頑張って」
を通り越して
「お願いします」
と頭を下げることしか出来ない状況です。

マスコミや著名人のTwitterでは
東京は安全だ
と言われています。

僕もそう思っています。
今の状況と距離感からして

ただ、ざっと見たところTwitterで避難を非難している人は
一概には言えませんが
子供が既に大きかったり独身や子供がいない人が多いように思います
逆に小さい子供がいる人はあまりコメントもしていません

あまりにも著名人の発言力が強すぎて
避難するということが負けの判断力のように思われるのではないか
特に経営者になると適切な判断力が出来ない人
無責任な人に思われるのではないか
という一抹の不安があるのではないでしょうか

でも僕は今月下旬に家族を実家(関西)に帰らせることにしました。
地震があってからずっと迷っていました。
自分自身は大丈夫だと思っている。
でも何故か家族となると不安になる。
それが何故なのか。
この明確な答えが出せませんでした。

結局何が不安なのかというと
今ではなく将来が不安なのではないか

今回の地震の際に会社から家まで歩いて帰りました
その距離37km
家族がいると必ず帰らなければいけない

予断を許さない原発
もし何かあった場合に家族を連れて避難できるのか
新幹線・飛行機は乗れるのか
車は動くのか
ガソリンはあるのか

帰らすことができればこの悩みは解消する

1人であれば会社に泊まることもできるし
すし詰めの電車にも乗れる

家族をもつということは
自分以外の命に責任を持つということです

この判断はすごく難しくて
自分自身のことであればメリットとデメリットを天秤にかけて
判断すればいいだけのことです
結果は自己責任です

それが他の命=家族となると
デメリット中心に考えます
最大のリスクを回避するための判断になります
結果間違っているかもしれませんが
それはデメリットがなかったという結果でしかありません。

今回は実家が関西であったことと
長男の春休みというカードが最終の決め手となりました。

次の判断は
いつまで?

この判断は状況見ながらまた考えたいと思います。

ちなみにですが避難を推奨しているわけではありません。
そこまでの根拠も持ち合わせていません。
僕は東京で仕事をします。
社員もいますし仕事があります。
この責任は果たさないといけません。

2011年3月16日

発信の影響

市元です。

政治家の方や市区長などが
節電の為に屋外広告・ネオンサインの自粛を呼び掛けている
ある市長はパチンコ店に営業自粛を要請している
Twitterなどを使って

これってどうなんだろうか
節電が大事なのはわかる
やるべきだと思う
うちの会社も電気は消えているしエアコンも付けていない
家でも暖房は付けずテレビもほとんど付けていない
照明も最低限
子供も我慢している
当たり前です

ただ屋外広告を生業とする会社がある
営業自粛すれば収益が立たない店舗もある

いい言い方ではないけれど
何もしなくても給与をもらえる人たちが
何かをしないと給与が出ない人に対して
制限を呼び掛けるのはどうなんだろうか
法に触れているわけでもないのに

何もしなくてもというのは極端ですよ
それは分かっています
寝る間を惜しんで対応してくれていることも分かっています
収益に対する赤字黒字の話です

政治家や有識者は当然様々な経験があるからこそ
一般市民に信頼されています
その分発言に対する重みもあります
それが正論だと思わせてしまいます
特にTwitterなどは一方的に発信するので弁解の余地がありません

営業を自粛しろと言われた結果
赤字転落→給与未払い→倒産
なんてこともありえるわけです

だからと言って通常通りガンガンやっていい
というわけではありません

節度をもって出来ることはあるはずです
照明の点灯数を減らすとか
表示回数を減らすとか

昨日今日と電車で人が少なくて驚きました
自宅待機が多いのかは分かりませんが
日本の経済が落ち込まないことも祈ります

リスクをどこまで考えるか

市元です。

地震が続いています。
東北に始まり茨城・長野・新潟・東京そして静岡
まるで東日本を横断しているかのようです

前回のブログでも書きましたが
僕は阪神大震災の被災者です
幸い身内に不幸はありませんでしたが
家は半壊となり高校の先輩は亡くなりました
友達のご両親が亡くなりました。
倒れているビルを目の当たりにし
ビルに向かって叫ぶ人々
停電・断水も経験しました

今回の地震で思ったこと
経験している人としていない人では
温度差があるのではないかということ

僕は正直怖いです
木造の家には住めません
埋立地には住めません
高速道路の横を歩くのも怖いです
1日分の食料では不安です

経験していない人にとっては
考えすぎと映るかもしれません
でも経験するとそうなります
同じ体験をしないように最善の選択をします
ここで言う最善の選択とは最大のリスクに対して準備することです

地震の当日
僕の妻が向かいのおばあちゃんに声掛けをしました
大丈夫ですか
彼女も阪神大震災の被災者です
経験があるからこその行動です

原発が危険な状況になっています
放射能
これは経験がありません
実際どれくらいの量を浴びるとどうなるのか

少し違うかもしれませんが
もし広島や長崎で原爆を経験した方が
東京にいたらどうするのだろうか
このレベルなら大丈夫と思うだろうか
それとも避難するのだろうか

僕にはわかりません

海外メディアではスリーマイル以上チェルノブイリ以下とするメディアもあります

このまま鎮静化することが一番でそう願います
でもそうじゃない場合の想定はしておかなければいけません

僕には家族があり社員がいます
僕の判断で動く人がいます
最善の判断をしてあげなければいけません
その責任があります
お付き合いをさせて頂いているお取引先も多数あります

社員は自宅で作業をするように指示をしました
幸いなことに弊社の業務は一部を除いて自宅でも作業が出来る環境にあります
なので自宅待機ではなく自宅勤務です
各お取引先にも通常対応が出来ると思います

今期は社員一同の頑張りとお取引様にも恵まれて
この有事にも落ち着いて対処できる状況です
もし自転車操業であればそうもいきません
本当に感謝しています

最悪の場合、家族は実家に帰らせます
既に両親にも話はしました
よろしくと
このタイミングがどこなのかは掴みかねていますが

何もないことを祈るばかりですが
有事の決断は遅いと致命傷になるので
早いに越したことはありせん

今回の経験は必ず未来につながるはずです

2011年3月14日

東北地方太平洋沖地震

市元です。

東北地方太平洋沖地震
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
ただただ一人でも多くの方の無事を願うばかりです。

1995年1月17日に阪神・淡路大震災がありました。
当時高校3年生でした。
ビルは倒れ液状化で高校の校庭には大きな穴があきました。
今と違って携帯電話もなくテレビの情報だけが頼りでした。
親戚の家が倒壊した為、ペットボトルの水を数本ドラムバックに入れ担ぎ
倒れた高速道路の横を自転車で運びました。
当時の惨状は今でも目に焼き付いています。
家の前のおばあちゃんの安否がわからなくて
2階によじ登り窓をこじ開けたりもしました。
何よりも感動したのは停電中のコンビニは食料を求め列を成しました。
電気もつかない
レジも手動
防犯カメラも回ってはいないでしょう
それでもきちんと並び節度ある買い物をする
当たり前ではありますが素晴らしいことです。

そして2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震
今回も日本人のモラルの高さが世界から称賛されています。

今は当時と違い様々な情報伝達手段があります。
SNS、Twitter、Facebookなど
それも日本だけではなく世界にネットワークがあります。
Twitterを見ていても激励だけではなく
具体的行動を呼びかける声なども多々見受けられます。

被災地の方は情報にも制限があります。
情報を入手でき行動に移すことが出来る人は
自分の出来ることを精いっぱいやらなくてはなりません。

節約、募金もそうですし
仕事をすること
家族を守ること
友人に連絡すること
近所に声掛けすること

大きい小さいではありません
やるかやらないかです

しばらくは様々な制限があると思いますが
一人ひとりが協力し合い
前を向いて進んでいければと思います。

2011年3月11日

負ける

こんにちは
見た目肉食系の市元です。

高校時代のラグビー部顧問の言葉
「喧嘩は負けを認めなければ負けではない」

極端な話ではありますが
この言葉は今でも自分の中に残っています

絶対に負けない
諦めない
やってやるよコンチクショー
当時はそんな心境でした

仕事でもなんでもそうですが
単に負けを認める、引くというのは簡単です
止めればいいのですから
ただ、それなりに力を入れてきたことや
自信があったことに対して負けを認めることは
非常に難しいものです
引き際が肝心とは言いますが
ここを誤ると大打撃を受けます

負けを認めるのは自分の意志です
継続は力なり
続けていればいずれ日の目を見る
こういうこともあると思います

今の現状を正確に把握できているのか
過信はしていないのか
周りの状況は見えているのか

負けようと思って生きている人はいません
勝とう
勝ちたい
負けたくない
と思って生きています

続けていけると言うことは必ず勝ちがやってきます

負けは自分の判断で決める
これはある意味勝ちなのです

2011年3月10日

愛があれば大丈夫

こんにちは
何度目かは分かりませんが
「ブログをちゃんと書こう」
と思った市元です。

最近はtwitterばかりで全然更新していませんでした。
そこで一大決心をして友人にデザインをお願いしました。
ゴルフでもなんでも形から入る方なので

ということで完成です。
@ichimoto 仕事もプライベートも愛があれば大丈夫

AC(公共広告機構)じゃないですよ
「お父さん眠れてる?」
眠れてます

最近は愛のない人が多い
自分さえよければいいという独りよがり

景気のいい時はそれでも成り立ったんでしょう
お金が回っているから

必死なのは分かります
けど今みたいに景気が悪いと言う時こそ
愛だろ 愛

相手の立場になって考える
思いやり
ビジネスにおいて表面的立場はあれど
お互いがお互いを思いやらないビジネスはうまくいかない
上手くいっていると見せかけて長続きはしない

自分の売上しか考えない代理店は常に焼畑
値切る・補填が当たり前の広告主はワンナイトラブ

今年で結婚9年目
仕事は4期目

仕事もプライベートも愛があれば大丈夫