2012年1月5日

無意識の努力と背中

こんにちは
冬でも日焼けの市元です

自責と他責というのが少し前に流行りましたよね
流行ったというと語弊があるかもしれませんが

11/05/09に「親の責任」という記事を書きました
子供が出来ないのは親の責任
出来るのは子供の努力
子供と接しているとこう思わなくてはいけないという出来事が沢山あります

うちの息子が所属しているチームにむちゃくちゃ上手い子がいるわけです
その子のお父さんは元社会人野球の選手でドラフト候補にもなった人です
周囲の人は「血筋だな」と言うけれど果たしてそうなのだろうか

お父さんが野球を一線でやってきたということは
子供はそれを小さい時から見てきたわけです
こういう話は音楽家の家庭なんかでもよく聞きます
小さい時から音楽と共に過ごし自然と見につくという
背中を見て育つというやつです
こういうのって親の無意識の努力だと思うのです

親子という100%の信頼のおける背中を見て真似して
幼いながらも憧れる
それが自然と身について物心ついた時にはセンスとなる

親の努力なしに子は育ちません

僕の息子は6歳から野球を始めました
逆に言えば6年間全く野球に触れずに育ちました
もし僕が将来野球をやらせたいと思っていたのなら
この6年間親として怠慢だったと言わざるを得ません
今現在は少し息子も出来るようになりましたが
それ以上できていないとすれば息子のせいではなく
僕が最初の6年間を怠っていたからでしょう

そう考えると僕自身もっと努力をしないといけません
まだ8歳なので先は長いのです

少し仕事に置き換えてみます

昨年末から採用を開始しました
新しく入ってくる社員に対してどう教えていけばいいのか
例えば業界未経験の営業の場合
ある程度の基礎知識は教えてとして実戦のアポ取りをしたとします
結果を見て
「なんでアポイント取れないんだ」
なんていうのは愚の骨頂です
まずやらなくてはいけないことは
上司であれメンバーであれ周りがアポイントをバンバン取れていることを
空気として生み出すことです
その中から自然と学んでいくことが一番だと思います
話し方、内容、受け答え、ペースなど
見とけ、と強制的に意図的に見せるのではなく無意識に背中を見せること
その背中が成功という信頼のおけるものでなければいけません

親や上司など上に立つ人の仕事は子供やメンバーに対して
無意識のうちに成功を体験させることなのかなと改めて思う今日この頃です